健康診断 中性脂肪

健康診断で「中性脂肪が高い」と判明したときに行うセルフチェック

健康診断で中性脂肪が高いと判明したときにはまず何をするべきでしょうか。中性脂肪に関する知識のある人であれば肝硬変や心筋梗塞・脳梗塞・糖尿などの深刻な疾病が頭に浮かび、慌てて中性脂肪を下げる手段を探すかもしれません。しかし、この中性脂肪の値は少しの原因で大きく数値が変わるものでもあります。中性脂肪を下げるのに急いで行動して結果が出るものはありません。慌てて即座に行動を起こす前にまずは様々な角度から現状を分析することが大切です。

まずは今回の健康診断での結果を良く見る必要があります。中性脂肪が高いと言われたその数値はどの程度のものでしょうか。標準値である50~150mg/dl程度の中で高い数値にあるのか、それともそれを少し超える程度で高いのか、はたまた300mg/dlを超えるような大幅に高い状況なのか、まずはそれを知る必要があります。

次に前回の健康診断の結果と比較しましょう。前回は全く問題のない標準値であったのに急激に増加しているのでしょうか。前回は更に高かったが相変わらず高い水準で推移しているのでしょうか。それとも今回の検診が初めての検診でしょうか。

そして、健康診断の採血を行う前の食事の内容を思い出しましょう。通常、血液の検査を行うときには朝食は摂らずに前日の飲酒は控えるよう指示があるのが一般的です。血液検査は食事の影響が非常に出やすいので、正常な数値を計測するためには16時間前から何も摂取しないのが理想的なのです。しかし、16時間という数値を実行しようとすると前日の夕方から何も食べない状況になります。その状態を作るのは苦痛を伴う場合があるので朝食は食べずに前日の飲酒は控えるという指示が出ています。前日飲酒をしたり朝食を摂ったりしていれば中性脂肪の値も増加しますし、指示通り朝食と前日の飲酒を避けていたとしても前日の夕食によっては高い数値を示す場合があります。

このように総合的に判断していけばその数字が正確な数字ではなく再度採血を行ったほうが良いのか、正確な数字ではないが許容範囲内の数字なので特に何もする必要はないのか、早めに対策をしたほうが良いのかの見当が付くと思います。前回は標準値内で今回は標準値を少しだけ越えており、前日の夕食が遅めであったというような状況であれば大きな心配をする必要もないでしょう。前日の夕食は早めでその後一切食事は摂っていないにも関わらず前回と比較して大幅に中性脂肪の値が増加しているのであれば食生活の改善などを考える必要があります。今回が初めての採血で大幅に中性脂肪が標準値を超えているのであれば専門医に相談が必要かもしれません。中性脂肪に限らず、断片的な情報で右往左往するのではなく総合的に判断することで的確な行動を起こすことが重要といえます。


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